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--VOL.2-- おすすめのパンの食べ方 2002.8.3 |
見た目は地味で、目立たない存在ですが、この味を知ってくれた人には、深く愛されている商品です。パンノアール…フランス語で黒パンです。このパンの作り方は、パリのパン屋さんで学びました。パリのシャンゼリゼ通りにあるメゾンデンマークの中のレストランで提供されているものと同じ製法と配合で作っています。ライ麦の粗挽き、ひまわりの種、ごま、オートミールなど穀物が主体のパンです。
先日、あるお客様からパンノアールのご予約を受けました。その次の日から東京へ転勤されるということで、最後に味わっていきたいということでした。どこのパン屋さんを探し歩いても、求めるパンに出会うことができなかったそうです。「ここのパンが一番おいしい」ととてもうれしいお言葉を頂きました。そのパンノアール好きの(この方はレトロドールバゲットも大好きだそうです。)お客様にどういう風にして食べていらっしゃるのかを聞いてみました。そして、私の好きな食べ方、パリのメゾンデンマークでの食べ方などをまとめて、おいしい食べ方を紹介します。
イルムス閉店前の数日間は、たくさん予約のパンを焼きました。きっと皆さんの家の冷蔵庫の中は、パンであふれかえっていたことと思います。どんなパンの予約が多かったか…それはほとんどすべてがハード系の食事パンでした。(カレーパンは例外ですが…)レトロドールバゲット・リュスティック・トロアフリュイ・フリュイセック・エレル・フルートなどです。もちろん、菓子パンや惣菜パンやペストリーひとつひとつの商品すべてに思い入れがあります。1つ1つ心を込めて作り上げてきたものだからです。でもきっと福岡の他のパン屋さんでは食べられない、ほんとうのパンのおいしさトレボンでしか買えないパンは、ハード系の商品の数々だと思うのです。パンそのものの味を味わって食べるパン、そのパンの奥深い味わいを知ってしまったら、きっとトレボンを愛せずに入られないと思います。(もちろん、私達スタッフみんながトレボンのパンのファンで、心から惚れ込んでいます。)いつもパンを買いに来て下さるワインマーケットクッキンのソムリエの山室さんにワインやチーズと合わせておいしいパンを聞いてみました。
レトロドールバゲット
(これはこれだけで充分とのことでした。私もバゲットはどのワインにもチーズにも料理にも合うと思います。)
パンオフィグ
ウォッシュ系のチーズに合います。(マンステール)
フリュイセック
フルーツの甘みとナッツがチーズとよく合います。(レーズンは、エクポスというチーズとよく合うそうです。)
スブロート
こしょうが入っているのでオーストラリア産のワインのカベルネやボルドーのメドック赤ワインと合うそうです。
そば豆
これはとても意外でしたが、そば豆は赤ワインと合うのだそうです。そば粉のはいった(バゲットサラザンやリュスティックサラザン)は薄切りにしてカマンベールをのせるとおいしいそうです。そしてシードルやちょっと甘めの白ワインが合うそうです。
パンデピス
パンデピスとロックフォールというチーズは、是非食べてみてほしい組み合わせだそうです。塩けの強いロックフォールは、パニラピスの中のフルーツやはちみつの甘さと合います。それといっしょに、リテルヌという甘口ワイン(ボルドーの貴腐ワイン)を飲むと最高だそうです。
このパンデピスというパンは、ライ麦粗挽きや自然発酵種を配合したパンに、赤ワインやキルシュに漬け込んだフルーツやナッツに様々な香辛料で味付けしたものを合わせたものです。(そのままでもおいしいので食べてみて下さいネ。)バゲットを腹割りにしてたっぷりめのバターをサンドして食べるのが私の一番好きなバゲットの食べ方で、ほろ苦いパリの香りのする食べ方です。
平尾のご近所の皆様にも、ハード系の味わい深いパンの数々のおいしさを知って頂き、楽しい食卓に並べて頂けたらいいなと願っています。 まだまだあつい日が続きますが、おいしいパンをたくさん食べて元気を出して下さいネ。