セ・トレボン --VOL.21--
フランス研修紀行〜その3〜
2003.9.2
 もう9月です。まだまだ夏だと思っていたら、あっという間に9月。9月と言えば、秋というイメージではありませんか。ほんと時が過ぎるのってはやいです。フランスから帰ってきたのが7月上旬。普通パン屋さんは夏になると売り上げが落ちついて、冬よりもひまだと言うけど、7月、8月なんだかずっとやることいっぱいで忙しい日々でした。フランス修行報告の通信だってまだ前半しか書いていないのに・・・イルムスベーカリー物語だって3回書いただけで進んでない・・・(この前スタッフの清水さんから続きが読みたいと要望もあったし)。いろいろやりたいこといっぱいあるのですが(サンドイッチの新商品も出したいし、新しい企画とか頭の中にいろいろとあるのだけど・・・)日々のパン作りが忙しくて、寝る時間を確保するので精一杯という感じかな・・・こう見えても結婚8年目の私、朝「おはよう」、夜「おやすみ」くらいしかないだんな様との会話で果たしてよいのだろうかということも考えてしまったりするのですが、なんとかうまくいっているのでいいかと納得させてます。そんな、パン作り生活どっぷりの毎日です。でも幸せですよー。悩んだり大変なことも多いけどね。

フランス修行の旅 3回目


 エトワールの近くにあるサンドイッチ屋さん オーパンドゥアルフェーヌ。ここが後半の研修先でした。パリのブーランジュリー シーバースフランス(今回石村萬盛堂と技術提携が決まりました)がここのサンドイッチ屋さんへパンを納品しています。サンドイッチ屋さん?日本ではあまり見かけないのですが、パリには多くのサンドイッチ屋さんがあります。一番よく見かけるのはグレックと呼ばれるギリシャサンド。羊の肉のかたまりがくるくる回りながらローストされていて、注文すると、そぎ取ってくれパンにレタス、オニオントマト、ソース(ケチャップ、マヨネーズなど)とともにサンドしてくれます。その時、ポテトフライもつくのだけど、これがものすごいボリュームなのです。マレ地区には、ファラフェルと呼ばれるユダヤサンドがあります。ピタパンに、ひよこ豆のコロッケと揚げたナス、きゅうりやキャベツなどのたっぷりの野菜とソースが入ります。肉類を使わないベジタリアンサンドというけど、けっこう味は濃いめで、ボリュームもあります。一緒にフォークをくれるけど食べづらい。イタリアサンド屋もあります。モントルグリエ通りにあるイタリアサンド屋で食べたのは、ほうれん草色のクレープの皮の様なものに、ルッコラと生ハム、モッツァレラが包まれていて、注文するとそれを軽く焼いてくれます。パニーニはパリでも至る所に見かけますが、これはめずらしいサンドでした。でも、生ハムの塩分がきつくて、のどがかわきそうでした。こんな感じで、まだまだおもしろいサンド屋があります。フランスでもアルザスなどの地方に行くと、食べるということ(生活すること)を大切にしています。休日には友人の家に集まって食事を楽しむ。仕事場でもお昼はそれぞれが家に帰り食事をします。働いたアルザスのパン屋では、前菜、メイン、スープ、チーズ、デザート紅茶とまるでフルコースの食事を昼にとっていました。(午後からはおなかいっぱいで動きがにぶかった気がします)パリはそんな感じではないけれど、日本よりはゆっくり時間をかけて食事をとることを大切にしていると思っていましたが、最近はやはり時間がない人が多いのか、手軽な食事がとれる所とかサンドイッチ屋さんが人気のようです。働いたサンドイッチ屋さんでの話は次回書きますね。       K.O.

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