セ・トレボン --VOL.23--
お客様の言葉が元気の素
2003.10.7

こちらこそほんとありがとうございます!!

 “おいしいパンありがとうございました”って5才くらいの子供さんから声をかけてもらいました。“ここのバゲットおいしいね”とこれも5才くらいの子供さんから頂いた言葉。先日もお客様より頂いた手紙で思わず涙が出そうでした。私達作り手が、お客様からどんなにか多くの力や元気をもらっていることか・・・すごく疲れた時、落ち込んだ時、そんな言葉は涙が出てくるほどうれしいものです。こちらこそ、ほんとありがとうございます!!

 先日これもお客様から頂いた言葉です。 『拒食症だった私の友人に、トレボンのパンを買っていって食べさせたらそれまで何も食べれなかったのだけど、トレボンのパンは食べれて、それがきっかけで物が食べれる様になったんです。そして病院を退院でき、社会復帰できたんです。その友人からお礼を伝えて下さいと頼まれました。私もここのパンが大好きです。』私は体がふるえる思いでした。
 パンを作るという仕事は、私にとって一番自分を表現でき、いきいきと楽しく働け、仲間と1つのものを作りあげていく喜びもあり、そしてお客様へパンを通して、愛を元気を勇気を伝えることができるのだと改めて感じさせてもらいました。すごく大変だったり、きつかったり、悩んだりするけどそんなことはすごくちっぽけなことに感じてしまいます。なんて幸せなのだろすばらしい仕事なのだろうと感謝の気持ちです。

トレボンに、新しいスタッフが数名加わることになります

 みんな、トレボンでパン作りを学びたいとそれぞれの将来の夢をしっかり持ちきらきらと輝いた人達です。これから、いろんなことで悩んだり苦しんだりするだろうけど、きっと心から感動できることにも出会えると思うので、最大限の力でがんばってほしいと心から願っています。私の人生の転機はイル ムスベーカリーに入った26才。今は31才なのでたった4、5年しか経ってないのだけど、ほんと多くのことを学んで、感動して、大きく成長できたと思います。初めは、バゲットの成型はできない、食パンは丸めれないとほとんど技術に乏しく、もちろん人間的にも、精神的にも未熟な私でした。イルムスベーカリーの技術提携先のフランスのベーカリーの社長が私と初めて会った時、福岡のイルムスは大丈夫なのだろうか、ほんとうにオープンできるのだろうかと不安になったと後になって聞かされました。
 この前、パリでお会いした時も、あの時は“全然だめだな、こいつは”と思ったって言われていました。“でも、その壁を乗り越えたからすごいんじゃない”とも言ってくれました。変われる!!本気になってとことんがんばれば、その時は決して想像もつかない自分に変われる。そう思います。だから、苦しくても、自分の知らない世界がきっとあることを信じてとことんがんばってほしいと思っています。若い頃(今もまだまだ若いですが・・・)他人からの評価をすごく気にしていました。でも今私はいつも、自分が今の自分を納得できるかを考えています。今できる精一杯の力で今できる自分がベストと考えるやり方で、前に進んでいこうと思っています。そうすると、自然と道は開けてくるのです。大切な人との出会いをのがさないためにも、常に前を向いて。 K.O.

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