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--VOL.32--
夢は叶うもの
2004.4.28 |
つい先日まで、桜の花が美しかった桜の木が、今は緑の葉がまぶしいばかりの季節となりました。なんだか忙しくて久しぶりの通信を書く気がします。業界のパンニュースという新聞に、パリの「グランプリドラバゲット」のコンクールで23歳のティーユー氏優勝という記事が載っていてそこに審査員のラウルメデール氏のコメントが書かれていました。2月にメデール氏のブーランジュリーで働いた時、メデール氏の隣で仕事をしながら“なんて幸せなんだ、この瞬間メデール氏と一緒に仕事ができる幸せをかみしめなくては”と感じてました。パリのブーランジュリーをメデール氏の車で案内してもらいながら、隣の席に座って話をしている時、“この瞬間、この幸せを忘れない”って心にものすごく幸福感を感じてました。幸せを感じるって、大きなことに対してだけではなくほんと、ささいなことに対してかもしれません。その瞬間が今の私を支えてくれています。
パン作りの仕事に打ち込むことで、フランスへ勉強に行き、フランス語を学んだおかげで、私の世界はものすごく広がりました。ただ仕事としてだけパンを作っていた頃、私はものすごく狭い世界にいて自分を見つめることもしませんでした。すべての力で打ち込んでがんばれば、ほんとの世界の広さを知ったし、自分自身も見えてきました。去年の夏スタージュ(研修)させてもらったパリのサンドイッチ屋の方が、そこへパンを納めている私のスタージュを紹介してくれた人に、“かおりは元気にしてるかい?”とたまに聞いてくると言うのを聞いて、とてもうれしかったです。遠いどこかで自分のことを少しでも思い浮かべてくれる人がいる。こんな幸せってないと思います。そういう出会いを求めて私はパンを焼いています。
「パン作りが好きですか?」と聞かれれば、もしかしたら「ふつう」と答えるかもしれません。でも私はこの仕事を通して、多くの人に出会うことができます。その出会いの感動を求めてこの仕事をしています。そのすばらしさを、パン作りを学ぶトレボンのスタッフへも知ってほしいと願っています。そして、トレボンのパンを愛してくれるお客様へも、パンを通して幸福な気持ちや元気を届けることができればと願っています。
私の恩師が案ぜずとも信じていればうまく物事は運ぶものということを言いました。夢は叶うもの。私はそう信じています。夢を持ち、それを願って努力すればきっとそうなれる。何をせずともたまたま夢がかなったということは決してないと思います。今まで自分の思いどおりに物事が進んだことってありません。その時考えることができる精一杯の力で考えても、全く予知できなかった方向に物事は展開するものです(いい意味でね)。その時、その展開が悪い結果に思えても、後から振り返ってみれば、あの時ああなっててよかったんだと思うことも多いものです。投げ出して楽になりたいなと思う時もあるけど、ほんとうの心からの感動を味わうためには、今を精一杯の力でがんばるのみです。
新商品です!
まめのフォカッチャ \189(税込)
今が旬のそら豆・グリーンピース・スナックえんどうをフォカッチャの生地に入れてパルメザンチーズとともに焼き上げました。私は初めて冷凍ではないそら豆を見ました。すごくびっくりしました。たった3、4粒のそら豆がふんわり白いベットにくるまれてとても大切に育てられてる様子に・・・・そら豆ってすごい!と感動しました。
アナナ \231(税込)
ココナッツ味のクリームと一緒に完熟のパイナップルとバナナ、アプリコットが入ったペストリーです。
他にも新しいフーガスや、日本では味わえないパリの味、ブリニス、クレープ、ケークサレなど曜日替りメニューで紹介しようといろいろ考えてます。楽しみにしてて!
K.O.